どうも、スポーツバイクに出会ってからサイクリングにハマっているgordito(ゴルディート)です。
- スポーツバイクの種類について知りたい。
- 初めてのスポーツバイクに最適な自転車はなんだろう?
このような疑問や悩みを少しでも解決できる記事になっています。
なぜなら、スポーツバイクの種類をざっくりと紹介すると共に、どの種類のスポーツバイクがおすすめかをを紹介するからです。
記事を読み終えると、大まかなスポーツバイクの種類が理解でき、また、なぜスポーツバイク初心者にはクロスバイクが良いのか理解できます。
なお、そもそもスポーツバイクをおすすめする理由が知りたい方は次の記事をご覧ください。
スポーツバイクとは
これがJIS(日本産業規格)による自転車の分類です。
当記事で用いる「スポーツバイク」は、JIS(日本産業規格)でいう次のような車種を指していると考えてください。
- 一般用自転車(スポーティ車)
- スポーツ専用自転車(マウンテンバイク)
- スポーツ専用自転車(レーシングバイク)
- 電動アシスト自転車(スポーティ車)
- 特殊自転車(トラックレーサ)
- 特殊自転車(BMX車)
- 特殊自転車(シクロクロス車)
- 特殊自転車(タンデム車)
- 特殊自転車(リカンベント車) など
簡単にJIS(日本産業規格)上の車種と定義を紹介します。
一般用自転車(スポーティ車)
一般用自転車(スポーティ車)の定義は次の通りです。
主に一般道路における交通手段、中長距離の快適走行などを目的とし、チェンジギヤ装置を備えたものの総称。マウンテンバイク及びBMX車に外観の似たマウンテンバイク類形車(ルック車)、BMX類形車及びクロスバイクを含む。
注記 クロスバイクとは、マウンテンバイク及びレーシングバイクを一般道路での走行に適するよう設計(マウンテンバイクの場合はタイヤを細くし、レーシングバイクの場合はハンドルをフラット形バーにするなど)した自転車。よって、マウンテンバイクとレーシングバイクとを組み合わせた(クロス)自転車と呼ばれている。
JIS D 9111
世間一般にクロスバイクと言われているスポーツバイクを思い浮かべてください。
クロスバイクの定番であるGIANTのEscape、TREKのFX、BianchiのC SPORTなどはここに分類されますね。
また、スチールバイクであるSURLYのCROSS CHECKやSTRAGGLERもここに分類されるでしょう。
まさに私がスポーツバイク初心者におすすめする車種がJIS上の一般用自転車(スポーティ車)になります。
後ほどおすすめする理由を紹介します。
スポーツ専用自転車(マウンテンバイク)
スポーツ専用自転車(マウンテンバイク)の定義は次の通りです。
ダウンヒル、スラローム、クロスカントリー、フリースタイルなどの競技、荒野、山岳地帯などでの高速走行、急坂登降、段差越えなどを含む広範囲の使用に対応して、軽量化、耐衝撃性、走行性能、乗車姿勢の自由度などの向上を図った構造の専用自転車。
注記 サスペンション機構、フラット形ハンドル、高い性能をもつブレーキ、ワイドレンジチェンジギヤ及び呼び(幅)1.5以上のブロックパターンタイヤを装備している。
JIS D 9111
SANTA CRUZ、ROCKY MOUNTAINとかのハイエンドな自転車を指していると思います。
コスパが良いと言われているKONAのHONZOもここに含まれますかね。
オフロードを楽しむためのスポーツバイクで、日常使いとしては正直、使いづらいでしょう。
長距離サイクリングには向きません。
スポーツ専用自転車(レーシングバイク)
スポーツ専用自転車(レーシングバイク)の定義は次の通りです。
高速走行用で、フリーホイール及び制動装置を備え、競技条件に合わせて設計された専用自転車。
注記 ロードレーサともいう。一般にディレーラ、足固定装置付きペダル及びクイックレリーズハブを装備し、タイヤ幅が28 mm以下で、どろよけ、キャリヤ及びスタンドは装備しない。トライアスロンに使用することを目的に製作されたトライアスロン車もある。
JIS D 9111
ロードバイクをイメージすると良いでしょう。
グランツール(ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、プエルタ・ア・エスパーニャ)に参加するようなUCIワールドチームで使用されている自転車を思い浮かべれば良いでしょう。
電動アシスト自転車(スポーティ車)
電動アシスト自転車の定義は次の通りです。
自転車に電動機を備え、その電動機は,乗員のペダリングと独立して出力を発生させることなく、人力によって発生するクランク回転出力が電動機の駆動出力を比例的に発生させる構造(駆動補助機能)の自転車の総称(図9参照)で、表1の車種に分類し、表3の諸元に適合するもの。
JIS D 9111
電動アシスト自転車(スポーティ車)は、先ほど定義を説明した一般用自転車(スポーティ車)の電動アシスト版のことです。
e-bikeとか言われている種類のスポーツバイクですね。
数十万円する高価なものばかりなので、初心者にはあまりおすすめできません。
特殊自転車(トラックレーサ)
特殊自転車(トラックレーサ)の定義は次の通りです。
専ら自転車競技場内における競走用として、競技種目に合わせて設計された2輪の特殊自転車。
注記1 一般に前傾乗車姿勢用ハンドル、足固定装置付きペダル及びチューブラタイヤを装備する。
注記2 競技規則によって、仕様上の基準及び制約があり、基本的には手による推進機構、空気抵抗軽減装置の付加並びにフリーホイール及びチェンジギヤ装置の使用が禁止されている。
JIS D 9111
JIS(日本産業規格)は日本の競輪で使用される自転車などを想定した定義にしているのだと思いますが、NJS規格の自転車でないものを写真として載せてしまっています。
巷で流行っているシングルスピードバイク、ピストバイク等は、JIS(日本産業規格)の定義上、ここには分類されないのでしょう。
特殊自転車(BMX車)
特殊自転車(BMX車)の定義は次の通りです。
凹凸及びヘアピンカーブがあるコースを競走する自転車、フラットなグランドで高く飛びながら技を競う自転車、ジャンプ台を高く飛びながら技を競う自転車、街中の階段又は手すり、木製のハーフパイプ、傾斜路、段差のある平行路などを使用して技を競う自転車、小川、岩山などの人工地形又は人工の障害物の安定走行を競う自転車などの総称。一般に車輪の径の呼び20で、特にフレーム、前ホーク、ハンドル、車輪、チェーン、ブレーキ、ギヤクランク、ペダルなどの部品は、悪路でのジャンプ、ウイリー走行などの使用に耐えられるよう、軽量化及び耐衝撃性を重視して設計された自転車。
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トリックをするためのスポーツバイクと考えて良いでしょう。
サイクリングには向かない仕様です。
特殊自転車(シクロクロス車)
特殊自転車(シクロクロス車)の定義は次の通りです。
レーシングバイクを元にオフロードで行われる自転車競技用に設計された自転車。
JIS D 9111
オフロード用にタイヤクリアランスが大きく取られていたり、担ぎやすいようになっていたりします。
特殊自転車(タンデム車)
特殊自転車(タンデム車)の定義は次の通りです。
複数の座席をもち、複数の乗員が前後一列に乗って同時に駆動できる2輪の特殊自転車。
JIS D 9111
日本で見かけることはほとんどないですね。
1人用ではないので、多くのスポーツバイク初心者には向かないでしょう。
特殊自転車(リカンベント車)
特殊自転車(リカンベント車)の定義は次の通りです。
仰向け形乗車姿勢の自転車。
JIS D 9111
私がよく走るサイクリングロードでたまに見かけます。
一度乗ってみたいと思っているものの、なかなか機会がありません。
まさに特殊自転車ですね。
スポーツバイク初心者にはクロスバイクをおすすめする理由
簡単にスポーツバイクの車種を説明しました。
平均時速35km巡航したい、ダウンヒルを楽しみたい、バニーホップを極めたい等の具体的な目的や予定がある場合には、専門性の高いスポーツバイクを入手する必要があります。
しかし、車体に対する要求が高くない多くのスポーツバイク初心者にはクロスバイクをおすすめします。
その理由は次の通りです。
- 相対的に低価格
- スポーツバイク初心者にも扱いやすい
1つずつ簡単に説明します。
相対的に低価格
2023年現在、多くのものが値上がりしています。
スポーツバイクもご多分に漏れず、2021年モデル、2022年モデルに引き続き2023年モデルでも値上がりしている状況です。
数年前まで10万円以内のエントリークラス(Clarisグレード等)のロードバイク(レーシングバイク)はそれなりに選択肢があったものの、今ではエントリークラスでさえ10万円を超えてきています。
スポーツバイク全体が値上がりしているので、クロスバイクも値上がりしていますが、それでもやはり専門性の高いスポーツバイクと比較すると相対的に低価格です。
低価格であるがゆえに、次のようなメリットがあります。
- 盗難リスクが小さい
- 外置き保管(室外保管)が気にならない
- スポーツバイクが合わなくても金銭的痛みが小さい
盗難リスクが小さい
数十万円するロードバイク(レーシングバイク)、マウンテンバイク等と比較すると5-10万円程度で購入できるクロスバイクの方が盗まれる確率は低いでしょう。
私は、かれこれ10年以上、クロスバイクを様々な場所に駐輪していますが、盗難被害は1度もありません。
盗難リスクを軽視してはいけませんが、高級モデルほど盗難リスクが高いことは理解して頂けることでしょう。
盗難リスクが小さいことは低価格モデルのメリットですね。
外置き保管(室外保管)が気にならない
高級スポーツバイクは室内保管が基本です。
というのも、外置き(室外保管)だと紫外線や雨風に当たり劣化が早まってしまうだけでなく、盗難リスクも高まるからです。
私は30万円未満のスポーツバイクしか所有したことがないですが、それでも気に入っている車体は室内保管にしています。
一方、相対的に低価格であるクロスバイクは外置き(室外保管)してもそんなに気になりません。
すぐにスポーツバイクに乗って出かけられるという利便性の良さは外置き(室外保管)が圧倒的に勝ちです。
スポーツバイクが合わなくても金銭的痛みが小さい
スポーツバイクに興味はあっても、実際に好きになるかはわかりません。
ボーナス払いで高級ロードバイク(レーシングバイク)を購入したものの、実際にサイクリングしてみると楽しくない可能性があります。
フルサスのマウンテンバイクが玄関のオブジェと化している人もいることでしょう。
まだ好きになれるかどうかわからないのであれば、低価格のスポーツバイクから始めるのをおすすめします。
スポーツバイク初心者にも扱いやすい
クロスバイクはロードバイク(レーシングバイク)のようなドロップハンドルではないし、マウンテンバイクのようなサスペンションもない。
ほとんどのクロスバイクに採用されているフラットバーハンドル、ライザーバーハンドルは多くの人にとって扱いやすく、ママチャリしか乗ったことがない人でもすぐに慣れると思います。
操作性の観点からクロスバイクはスポーツバイク初心者に扱いやすいのです。
また、ガチな服装をしなくても良い点も、クロスバイクをおすすめする理由の1つです。
ある程度の価格帯(フルカーボンかつ105グレード以上)のロードバイク(レーシングバイク)に乗る場合、ジーパンなどの普段着ではちょっと不恰好になります。
この点、クロスバイクは普段着で乗っても別に不恰好にはなりません。
気軽な服装で手軽に乗れるのもクロスバイクの良いところでしょう。
まとめ
最後の簡単にまとめます。
いかがでしょうか。
大まかなスポーツバイクの種類が理解でき、また、なぜスポーツバイク初心者にはクロスバイクが良いのか理解できたのではないでしょうか。
それではクロスバイクを選ぶ上で検討すべき事項(素材?ブランド?)はなんでしょうか。
具体的なクロスバイクの選び方に興味のある方は次の記事をご覧ください。
読む順番としては逆になってしまいますが、スポーツバイクをおすすめする理由が知りたい方は次の記事をご覧ください。
スポーツバイクを始める手順について1から知りたい方は次の記事がおすすめです。