どうも、gordito(ゴルディート)です。
今回はウクライナの最高峰であるMt. Hoverla(2,061m)について紹介します。
タイトルの通り、おすすめ度は低いです。
そのため、ウクライナを旅していて、リヴィウやイヴァーノ・フランキーウシクに訪れる機会があった場合にのみ、登山を検討してみてください。
多少は需要があると思いますので、一応、紹介しておきます。
Mt. Hoverla(ホヴェールラ)の概要
Mt. Hoverla(2,061m)は、前回紹介したルーマニアの山であるMt. Omuと同様、カルパチア山脈にあります。
標高は2,061mと低いですが、ウクライナの最高峰になります。
ウクライナの比較的有名な街であるリヴィウ(上の青色のピン)から130kmほど南下したところにイヴァーノ・フランキーウシク(真ん中の青色のピン)という街があります。
そこから、さらに90kmほど南下したボロクタ(下の青色のピン)という村がHoverla登山の拠点になります。
赤色のピンがMt. Hoverlaになります。
この辺りは、冬のリゾートエリアになっています。
多くのウクライナ人が冬の時期にウィンタースポーツを楽しみにやってくるエリアです。
ボロクタではなく、もう少し北部のタタリブという街を拠点にする人もいるようです。
しかし、現地のウクライナ人も比較的多くの人がボロクタを拠点にしたので、ボロクタの方がタクシーを他の登山客とシェアしやすいかもしれません。
Mt. Hoverla(ホヴェールラ)の山行記録
ボロクタ(青色のピン)は登山の拠点となる村ですが、実は登山口(下の黄色のピン)までの公共交通機関はありません。
そのため、私は、宿泊している宿(上の黄色のピン)でタクシー(往復)を予約しました。
宿のスタッフと相談していたところ、同じ宿に泊まっているウクライナ人のカップル2人と親子2人も登山するようだったので、結局、5人でタクシーをシェアすることになりました。
ちなみに、私が宿泊したのはKhatky Na Penkakhという宿です。私はこの大きな建物の1室を使わせてもらいました。
比較的、快適に過ごせることができたので、おすすめできる宿です。
家族で宿泊する人たちは、三角屋根の可愛らしいところに泊まっていました。
中庭の池には鯉がいて、びっくりしました。
宿のスタッフは「日本から輸入したんだ」と言っていました。
この宿の難点は、電車の駅やバスターミナルからは少し遠く、丘を登る必要があるところです。
また、レストランが部屋から離れており、そこもマイナスポイントでした。
宿(上の黄色のピン)から登山口(下の黄色のピン)までは20km程度離れており、車で30分前後かかった記憶があります。
登山口に着いた時に、大型のバスが止まっているのに気づきました。
路線バス(公共交通機関)ではないのかと思い、聞いてみましたが、チャーターしているバスのようでした。
やはり、お安く登山口までアクセスする方法はないようです(現在は変わっているかもしれないので、現地で確認した方が良いです)。
登山口付近にはお店がいくつか連なっています。
多くのウクライナ人がここでストックを借りていました。
また、時々、小雨が降る日だったので、安っぽいポンチョを雨具として購入している人もちらほらいました。
なんだかんだで、タクシーをシェアした人たちと一緒に登ることになりました。
登山仲間になった4人の後ろ姿です。
最初はちょっとした森の中を歩きます。
森の中を歩く道は長くは続かず、すぐに視界がひらけてきます。
ここら辺からは緩やかな登りがずっと続きます。
私が登ったのは6月末でしたが、花が咲く綺麗なエリアもありました。
頂上付近から来た道を振り返った写真です。
ひらけたところを歩くのがよくわかると思います。
ほどなくして頂上にたどり着いちゃいます。
けっこうあっけなかったです。
影になっていて見にくいですが、『Hoverla 2061M』という文字が表示されています。
下りは登りと異なる登山道を通りましたが、写真の通り、登りと似たような道でした。
この日は、小雨の降る天気にもかかわらず、けっこう多くの人が登山していました。
特に団体で来ている人たちが多かったです。
最後は、また森の中に入って終わりです。
木々の根っこがむき出しになってしまっています。
登山口から山頂までは約3km、標高差は約800mなので、多くの人が余裕をもって登れると思います。
実際、ほとんどのウクライナ人は、ジャージやジーパンにスニーカーという格好で登っていました。
今回の記事は以上となります。
あまり良い写真がなく魅力的に思わなかった人が多いことでしょう。
しかし、ウクライナの冬のリゾートエリアに興味がある方やウクライナの最高峰に登りたい人には良い場所だと思います。
テントと食料があれば、数日間、縦走することもできます。
私はテントを持っていなかったので諦めましたが、個人的には縦走の方が面白いかなと思いました。
ウクライナ以外の海外登山に興味のある方は、次の記事をご覧になってください。