どうも、FP3級を受験したgordito(ゴルディート)です。
- FP3級の受験料はいくらなの?
- 他の資格試験と比較して高いのかな?
- 費用に見合う価値のある資格試験なの?
このような疑問や悩みを解決できる記事になっています。
なぜなら、FP3級の受験料をただ単に紹介するだけでなく、他の人気の資格試験との受験料比較や受験する価値がある資格試験なのか等を紹介するからです。
記事を読み終えると、FP3級の受験料にまつわる内容を理解することができます。
FP3級の『受験料』
FP3級の『受験料』は次の通りです。
受験料 | 手数料 | 合計 | |
学科試験 | 3,000円 | 40円 | 3,040円 |
実技試験 | 3,000円 | 40円 | 3,040円 |
ほとんどの受験者は『学科試験』と『実技試験』の両方を受験するので、総額は6,080円になります。
なお、『手数料』は受験者の多い『金融財政事情研究会(以下、きんざい)』のクレジットカード事務手数料を記載しましたが、『きんざい』のコンビニ支払いにすると『手数料』は合計146円になります。
『日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(以下、FP協会)』は手数料が若干異なりそうです。
私は『FP協会』に申し込みクレカ払いしましたが、合計6,079円でした。
後ほど、他の人気の資格試験との受験料比較を紹介しますが、FP3級の受験料は高い方です。
余談ですが、『きんざい』のWebサイトに『受験手数料の積算根拠(画面一番下)』があります。
『受験料が高い』と言われるからなのか、わざわざ開示している資格試験は珍しいと思います。
興味のある方はチラ見してみてください。
『きんざい』、『FP協会』どっちで受験しても受験料は同額
FP試験の実施団体は『きんざい』と『FP協会』の2団体ありますが、どっちで受験しても『受験料』は同額です。
どっちの『実技試験』でも受験料は同額
FP3級の『実技試験』は3つありますが、どれを選択しようと『受験料』は同額(3,000円)です。
- 個人資産相談業務(きんざい)
- 保険顧客資産相談業務(きんざい)
- 資産設計提案業務(FP協会)
なお、たまに勘違いしている人がいますが、『実技試験』は3つのうち1つ合格すれば良く、3つ全てを合格しなければならないわけではありません。
他の資格試験との受験料比較
『受験料』の金額を紹介するだけであれば、『きんざい』や『FP協会』のWebサイトをと同じになってしまうので、この記事ではもう少し深掘りします。
具体的には『他の資格試験との受験料比較』、『FP3級受験の総額費用』、『FP3級の受験価値』の3つを紹介します。
まずは『他の資格試験との受験料比較』を紹介します。
他の人気の資格試験(受験者数が多い試験)と受験料を比較した結果は次の通りです(手数料除く)。
資格試験 | 受験料 | 備考 |
FP3級 | 6,000円 | FP2級は8,600円 |
TOEIC | 6,490円 | 2020年4月に値上げ |
英検3級 | 3,900円 | 準会場の場合の金額 |
漢検3級 | 2,500円 | 準2級〜4級まで同額 |
簿記3級 | 2,850円 | 簿記2級は4,720円 |
ITパスポート | 5,700円 | |
宅地建物取引士 | 7,000円 |
全て2020年4月以降に実施される試験の受験料です。
他の資格試験と比較してFP3級の受験料は高めであることがわかると思います。
履歴書やエントリーシートへの記載を主目的に考えた場合、簿記3級の方がコスパは良さそうですね。
業界にもよりますが、おそらく一般的には『FP3級』より『簿記3級』の方が評価してもらえることでしょう。
FP3級受験の総額費用
次に、『受験料』だけでなく、受験にかかる費用総額を紹介します。
たいした内容ではないですが、改めて総額を確認すると、結構な出費になることがわかると思います。
FP3級受験でかかるだろう費用の総額は次の通りです(独学で受験する場合)。
項目 | 金額 | 備考 |
受験料 | 6,080円 | クレジットカードの一括払い |
テキスト | 1,500円 | 市販テキスト1冊のみ購入 |
交通費 | 500円 | 試験会場まで片道250円かかると想定 |
昼食代 | 500円 | コンビニでパン、おにぎりと飲み物 |
合計 | 8,580円 |
私は『FP協会』で受験しましたが、証明写真(4cm×3cm)は、写真付本人確認書類(運転免許証など)を持参した場合、貼付不要でした。
『きんざい』で受験する場合には、証明写真(3cm×2.4cm)の貼付が必要のようです。
とは言っても、今はアプリで写真を撮ってコンビニで簡単にプリントできてしまうので(ピクチャン、Bizi ID)、たいした出費にはなりません。
テキストは中古本を購入し、試験会場まで歩いて移動し、昼食は家から持参すれば、もう少し費用は抑えられそうです。
試験会場には自動車、バイク、自転車で向かうことは禁止されています。
どこを削るかによりますが、『独学』で受験する場合、平均的には8,000-9,000円程度の費用になるでしょう。
『問題集』を別途、購入する場合には追加で1,500円程度かかります。
『独学』ではなく、通信講座や予備校に申し込むことになると、費用総額は1万円を超えます。
このように考えると、FP3級の受験には結構なお金がかかってしまいますよね。
FP3級の受験価値
FP3級は、受験料だけでなく、テキスト代、試験当日の交通費、昼食代等を含めると1万円近い費用になることがわかったと思います。
それでは、果たしてそれだけのお金をかけて受験する価値のある資格試験なのでしょうか。
次のような人たちには、受験する価値があると言えるでしょう。
- CFPやFP1級を目指す人
- 人生に役立つ知識を得たい人
- 履歴書やエントリーシートの『資格欄』に何か書きたい人
CFPやFP1級を目指す人
将来的にCFPやFP1級を目指す人にとっては、FP3級を受験する価値があると言えるでしょう。
というか、受験せざるを得ないですね。
要件を満たせば、FP3級を飛ばしてFP2級から受験することも可能ですが、多くの人はFP3級から地道に受験していくことになると思います。
FP3級合格 → FP2級合格 → AFP認定研修 → CFP6課目合格 + CFPエントリー研修 + 実務経験等 → CFP登録
FP3級合格 → FP2級合格 → FP1級合格
人生に役立つ知識を得たい人
私生活に役立つ知識が得たい人にとっても、FP3級の受験は価値があるでしょう。
というのも、FP3級の試験内容はどれも我々の生活に関係するものばかりだからです。
FP3級の試験項目である年金、生保・損保、貯金、所得税、贈与税、相続税、不動産関連はどれも我々の人生に関係してくるものです。
必須の知識と言っても過言ではない内容も含まれています。
人生に役立つという意味では、トップレベルの試験だと思います。
履歴書やエントリーシートの『資格欄』に何か書きたい人
正直、世間的にFP3級の資格価値はかなり低いと言わざると得ません。
しかし、かと言って履歴書やエントリーシートの『資格欄』に記載してマイナスになることはないでしょう。
むしろ、面接官に『FPに興味があるのかな?』と思ってもらえます。
運が良ければ、話しのネタになると思います。
スルーされる可能性が最も高いですが、それでもマイナス評価にはならないでしょう。
ただし、加点されるほどの資格ではないので、『資格欄』が空欄よりはマシだな程度に考えてください。
保有資格として評価してもらいたいのであれば、FP2級まで合格しましょう。
『資格欄』に書きたいというのが最大の目的の場合、受験料も安く、FP3級よりも評価が高いであろう簿記3級の受験を検討した方が良いかもしれません。
まとめ
最後に簡単にまとめおきます。
- FP3級の受験料は手数料抜きで合計6,000円(学科試験3,000円、実技試験3,000円)
- 他の人気資格と比較して、受験料は高め
- 受験費用(受験料、テキスト、試験当日の交通費等)は8,000-9,000円程度
- 高いお金を払ってまで受験する価値があるかは人それぞれ
いかがでしょうか。
FP3級の『受験料』に関連する内容を理解できたのではないでしょうか。
もしFP3級を実際に受験しようと考えているのであれば、次の記事がおすすめです。
というのも、FP3級はどちらかの実施団体に申し込む必要があり、どっちにするか判断する必要があるからです。
もうちょっとFP3級試験の内容を知りたい方には『合格率』に関する次の記事がおすすめです。
どの程度の『合格率』なのか把握しておきましょう。