どうも、gordito(ゴルディート)です。
- 『やりたいことリスト』を実行して達成したら、満足するの?
- 『やりたいことリスト』作成・実行のデメリットはないの?
このような疑問を解決できる記事になっています。
なぜなら、『やりたいことリスト』を作成し、実際に行動に移してきた私が感じた『満足感』や『デメリット』について紹介するからです。
この記事を読み終えると、『やりたいことリスト』作成・実行の習慣化が大切であることがわかると共に、『やりたいことリスト』のデメリットがわかるようになります。
『やりたいことリスト』を実現したら人生満足か
『やりたいことリスト作成のすすめ』で紹介した通り、私の『やりたいことリスト』の中で優先度が高く、既に実現に向けて行動を起こしたのが『世界中を旅したい』と『世界中の山々に登りたい』の2つです。
前者に関しては、国内47都道府県と海外100ヶ国を当面の目標とし、それを達成することができました。
後者に関しても、具体的な山や数は決めていませんでしたが、国内は百名山を20座ほど登り(通算で40座程度)、海外は15カ国ほどで登山ができ、ある程度は達成できたと考えています。
では、もう人生満足でしょうか。後悔のない人生になったのでしょうか。
答えは『No』です。
というのも、『やりたいことリスト』に記載して、まだ実現していないことが残っているからです。
ただ、『優先度』が高いものを達成できたわけですから、人生の満足度が高まっているのは確かです。
『やりたいことリスト』に書いた『旅』と『登山』をする前の人生の満足度が30%だとしたら、今は50%にはなっていると思います。
では、『やりたいことリスト』の項目を全て実現できたら、満足度100%になるのでしょうか。
私は、そうでもないだろうと思っています。
Why Japanese people!?おかしいだろー!
とか言うお笑い芸人が登場しそうですね。
『やりたいこと』は次々に生まれてくる
『やりたいこと』は一時点で枯渇してしまうものではなく、継続的に溢れ出てきてしまうものです。
仮に次のことを『やりたいことリスト』に記載したとしましょう。
- 俺のイタリアンで食事をする
実際に行ってみて満足度が高ければ、『やりたいことリスト』に俺のフレンチと俺のスパニッシュも追加するかもしれません。
色々なレストランに行くうちに、どんどんグルメになり、最終的には『ミシュランの星を獲得している日本中のレストランを制覇する』ことを『やりたいことリスト』に追加するようになるかもしれません。
このように、『刺激』を受ければ受けるほど、やりたいことは次々に出てきて際限がありません。
ある時点での『やりたいことリスト』を数年後、数十年後に全て実現させたとしても、実現させた時には新たなやりたいことが生まれてきていることでしょう。
『やりたいことリスト作成のすすめ』で『やりたいことリスト』は適宜修正することが必要であると述べ、また、完璧な『やりたいことリスト』などないと断言した理由はここにあるのです。
『やりたいことリスト』作成・実行のサイクルを習慣化しよう
次から次へと『やりたいこと』が湧いてくるのであれば、やりたいことをやっても、あまり意味がないのではないかという意見も出てくるでしょう。
それでも、私は『やりたいこと』をリスト化し続け、行動し続けるべきだと思っています。
なぜなら、『やりたいことリスト』の作成・実行を継続すると、良いサイクル(刺激→リスト化→行動→満足感 & 新たな刺激)に入れると考えているからです。
このようなサイクルを習慣化できれば、人生の満足度は高まり続けていくことでしょう。
この点については、紹介の仕方は異なりますが、『やりたいことリスト作成のすすめ』の『PDCサイクル』と同じようなものです。
『やりたいことリスト』のデメリット
『やりたいことリスト作成のすすめ』で『やりたいことリスト』の作成・実行をおすすめし、この記事でも『習慣化』した方が望ましいと紹介しました。
それでは、『やりたいことリスト』作成・実行のデメリットは一切ないのでしょうか。
デメリットを記載している記事はあまりないので、疑問に思う方もいることでしょう。
そこで、実際に私が感じたデメリット2つを紹介します。
『やりたいことリスト』の実現自体が目的になってしまう
『やりたいことリスト』の目的は何でしょうか。
『やりたいことを明確にしたい』、『計画性を持って生活したい』等、作成する人によって異なるとは思います。
しかし、それらは突き詰めると次の1点に集約できるのではないでしょうか(もちろんそうでない人もいると思います)。
- 人生の満足度を高めたい(後悔のない人生にしたい)
『やりたいことリスト』に縛られすぎると、本来の目的である『人生の満足度を高めたい(後悔のない人生にしたい)』に注力するのではなく、『やりたいことリスト』の項目を実現させることに注力するようになってしまいます。
ちょっとわかりにくいですね。
例えば、先ほど例であげた『ミシュランの星を獲得している日本中のレストランを制覇する』という項目を『やりたいことリスト』に書いたとします。
いくつかのレストランに行き、ある程度達成できると、その時点で十分に満足できてしまうことがあります。
十分に満足できたのなら、本来の目的を果たせているため、その時点で『ミシュランの星を獲得している日本中のレストランを制覇する』という項目は無理に続ける必要はありません。
しかし、その項目を実現させるために『まだ東京のあのレストランに行っていない』、『京都のあそこも行ってないな』と最後まで走り続けてしまう人もいます。
計画した通りに実行しないと『途中で諦めた』と思ってしまうのでしょう。
そのように感じてしまうのは『やりたいことリスト』のデメリットですよね。
しかし、そういう場合は、最初に設定した『ミシュランの星を獲得している日本中のレストランを制覇する』を『満足できるまで、ミシュランの星を獲得しているレストランに行く』に修正してしまえば良いのです。
ちょっと抽象的になってしまいますが、全然構いません。
計画通りの実行よりも、当初の目的を見失わないことが大切です。
『満足できるレベル』が高くなってしまう
再度『ミシュランの星を獲得している日本中のレストランを制覇する』を例にします。
この項目を実現するためには、たくさんのレストランに行く必要があります。
1軒目では、見た目も味もサービスも全てに大満足で、帰り道はハッピーかもしれません。
しかし、10軒目や20軒目になってくると、それまでのレストランと比較してしまうため、1軒目のような満足感は生まれない可能性があります。
舌が肥えてきてしまい、サービスの質にも厳しくなったりします。
『満足できるレベル』が高くなってしまうのです。
一度、生活の水準を上げると、元の水準に戻れない
と言われることがありますが、それと同じ状態になってしまうのです。
この点も少しデメリットと言えるでしょう。
まとめ
最後に記事の内容をまとめておきます。
- やりたいことは次々に生まれてくるものであり、ある時点での『やりたいことリスト』を達成できても満足度100%の人生にはならない。
- 一方、『やりたいことリスト』作成・実行のサイクルを習慣化することで、人生の満足度は高まり続ける。
- 『やりたいことリスト』のデメリットは次の2つ(1.『やりたいことリスト』の実現が目的になってしまうこと(本来の目的を見失うこと)、2.『満足できるレベル』が高まってしまうこと)。
『やりたいことリスト』作成・実行の習慣化が大切であることがわかると共に、『やりたいことリスト』のデメリットがわかったのではないでしょうか。
次の『やりたいことリスト作成のすすめ』にも目を通し、『やりたいことリスト』を上手く活用できるようになれることを願っています。