【簿記3級の合格率】50%前後で挑戦しやすい資格試験です。

簿記3級の合格率 - アイキャッチ(90-1)簿記

どうも、以前に簿記3級に合格したgordito(ゴルディート)です。

  • 簿記3級の合格率はどのくらい?
  • 難しい試験なのかな?

このような疑問を解決できる記事になっています。

なぜなら、近年の簿記3級の合格率等を紹介するからです。

記事を読み終えると、簿記3級は挑戦しやすい資格試験だということが理解できます。

簿記検定には複数の種類がありますが、日本商工会議所が実施している日商簿記3級に関する内容になります。

簿記3級の合格率の推移

簿記3級の合格率の推移(90-2)

直近8回分の合格率等は43-67%程度で推移しています。

2020年6月の試験は、新型コロナの影響で中止となっています。

合格率だけ抜き出すと次の通りです。

合格率
149回
(2018年6月)
44.3%
150回
(2018年11月)
43.8%
151回
(2019年2月)
55.1%
152回
(2019年6月)
56.1%
153回
(2019年11月)
43.1%
154回
(2020年2月)
49.1%
155回
(2020年6月)
中止
156回
(2020年11月)
47.4%
157回
(2021年2月)
67.2%

最も合格率が高かったのは直近157回(2021年2月)の67.2%です。

一方、最も合格率が低かったのは153回(2019年11月)の43.1%です。

合格率はそれなりにバラツキがありますよね。

合格率が安定しない理由

簿記3級の合格基準は70%以上となっています。

70%以上の点数で合格です。

合格率を安定させるには点数調整(各問題の配点を調整する)をすれば良いのですが、合格率の変動を見る限り、おそらく点数調整はしていないと思います。

推測するに、試験の難易度の変動によって合格率が変動しているのでしょう。

試験の難易度を毎回一定に保つのが難しく、多少のバラツキが生じてしまうのでしょう。

なお、受験者数が非常に多いため、受験者の能力の違いは大して合格率に影響していないだろうと考えています。

達成感を感じやすい資格試験

合格率にはそれなりに変動はあるものの、概ね2人に1人が合格する試験です。

合格という成果が出やすいので、達成感を感じやすい資格試験と言えるでしょう。

勉強時間は個人差がありますが、数十時間から100時間程度になると思います。

簿記3級の受験料はリーズナブル

簿記3級の受験料はリーズナブル(90-3)

簿記3級の受験料はリーズナブルで2,850円です。

FP3級の受験料に関する記事でも紹介しましたが、人気試験の受験料は次の通りです。

試験受験料備考
TOEIC6,490円2020年4月に値上げ
FP3級6,000円FP2級は8,600円
ITパスポート5,700円上位試験も同じ
英検3級3,900円準会場の場合の金額
簿記3級2,850円簿記2級は4,720円
漢検3級2,500円準2級〜4級まで同額

全て2020年4月以降に実施される試験の受験料です。

なお、2020年5月時点での調査内容です。受験料が変更となっている試験もあるかもしれません。

今回紹介した試験の中で、社会人になって評価されやすいのは簿記検定、英語関連の試験(英検、TOEIC)になるでしょう。

もちろん、保険会社等の金融機関ではFP、IT関連企業ではITパスポート等の方が評価はされるでしょう。

あまり受験料もかからずに評価されやすい資格試験と言えるので、ぜひ積極的に受験してくださいね。

まとめ

簿記3級の合格率 - まとめ(90-4)

最後にまとめます。

まとめ
  • 簿記3級の合格率は43-67%程度で推移(直近8回)
  • 合格率が安定しない理由は点数調整をしていないだろうから。
  • 合格率は安定せずとも2人に1人は合格する試験で、達成感を感じやすい。
  • 受験料は2,850円と他の資格試験と比較して低めに設定されている。

いかがでしょうか。

合格率が高く、受験料が安いので、簿記3級は挑戦しやすい資格試験だということが理解できたのではないでしょうか。

最初は非常にとっつきにくいですが、少し我慢して勉強してみてください。

簿記がわかるようになれば、決算資料(貸借対照表、損益計算書等)の分析が多少できるようになるので有意義ですよ。

簿記3級のメリットに興味のある方は次の記事をご覧ください。

【簿記3級のメリット・デメリット】おすすめ資格の1つです。
簿記3級のメリットやデメリットはなんでしょうか。簿記3級受験のちに公認会計士試験まで受験してしまったgordito(ゴルディート)が簿記3級のメリット、デメリットを紹介します。簿記3級に興味のある方はぜひご覧ください。

簿記3級を取得していないと昇進できない企業もあるぐらいです。社会人のマナーの1つということでしょう。