どうも、FP(ファイナンシャルプランナー)2級に合格したgordito(ゴルディート)です。
FP2級の解答番号の傾向と対策を知りたい。
このような疑問を解決できる記事になっています。
なぜなら、実際に過去問の解答番号を分析して合格した私が、FP2級の解答番号の傾向を紹介するからです。
この記事では、FP2級(学科試験のみ)の過去問の解答番号を分析し、どのようなバラつきになっているのかを紹介します。
記事を読み終えると、FP2級(学科試験)の解答番号の傾向を把握した上で本番の試験の臨めるようになります。
FP2級ではなくFP3級の内容を確認したい方は、次の記事をご覧ください。
目的と想定する読者
今回の記事の目的は次の通りです。
1人でも多くのFP2級受験者の力になること
FP2級の合格率は約40%です。
FP3級より難易度は上がりますが、依然として合格しやすいレベルに入ります。
しかし、それでも過半数の方々は落ちているわけです。
FP2級は受験料が8,700円と少し高めの設定となっているので、ぜひ1回で合格しましょう。
想定する読者は次の通りです。
ほぼ合格レベルに達している受験者
全く勉強ができておらず、合格レベルに到底達していない受験者の方々には参考になるどころか、かえって悲惨な結果になる可能性があるため、今回の分析結果を意識した解答はしない方が良いでしょう。
ある程度、確実に正答する力がないと今回の分析結果は役立たないのです。
この辺について詳しく知りたい方は、次の記事をご覧になってください。
FP2級試験の概要
FP2級は『学科試験』と『実技試験』の2部構成になっています。
FP2級の実施団体は『金融財政事情研究会(きんざい)』と『日本FP協会』があるので、それぞれ紹介します(『実技試験』の内容が異なります)。
金融財政事情研究会(きんざい)
学科試験 | 実技試験 | |
出題形式 | マークシート | 記述 |
試験時間 | 2時間 (午前) | 1時間30分 (午後) |
問題数 | 60問 (4択問題) | 40問 (事例形式5題) |
合格基準 | 36点以上 (60点満点) | 30点以上 (50点満点) |
『学科試験』は日本FP協会と同じです(同一試験問題)。
『実技試験』は次の4つからの選択制です(毎回の試験で必ず4つから選択できるわけではありません)。
日本FP協会
学科試験 | 実技試験 | |
出題形式 | マークシート | 記述 |
試験時間 | 2時間 (午前) | 1時間30分 (午後) |
問題数 | 60問 (4択問題) | 40問 (選択問題、記述問題) |
合格基準 | 36点以上 (60点満点) | 60点以上 (100点満点) |
『学科試験』は金融財政事情研究会と同じです(同一試験問題)。
『実技試験』は資産設計提案業務1択です(金融財政事情研究会のように選択する必要はありません)。
過去問の解答分析
ここからがメインパートです。
日本FP協会のWebサイトで、過去の試験問題と模範解答を見ることができるようになっています。
今回は、過去11回分の模範解答の番号別の割合(個数)を分析しています。
試験問題を解いて、2つの選択肢で悩んだ場合や、なぜか1ばかり解答として選んでいるけど大丈夫かなと不安になった場合などに、今回の内容を思い出してください。
学科試験(『金融財政事情研究会』、『日本FP協会』同一試験問題)
『学科試験』の60問は、4択問題になっています。
最近の過去問の解答1、2、3、4の割合(個数)は次の通りとなっています。
1 | 2 | 3 | 4 | |
2017/5 | 11個 | 15個 | 17個 | 17個 |
2017/9 | 13個 | 14個 | 17個 | 16個 |
2018/1 | 13個 | 14個 | 17個 | 16個 |
2018/5 | 15個 | 15個 | 14個 | 16個 |
2018/9 | 14個 | 15個 | 15個 | 16個 |
2019/1 | 12個 | 15個 | 19個 | 14個 |
2019/5 | 13個 | 15個 | 17個 | 15個 |
2019/9 | 13個 | 15個 | 15個 | 17個 |
2020/1 | 12個 | 19個 | 15個 | 14個 |
2020/5 | 中止 | 中止 | 中止 | 中止 |
2020/9 | 12個 | 17個 | 17個 | 14個 |
2021/1 | 14個 | 13個 | 18個 | 15個 |
2021/5 | 14個 | 14個 | 16個 | 16個 |
2021/9 | 15個 | 17個 | 14個 | 14個 |
平均 | 13.2個 | 15.2個 | 16.2個 | 15.4個 |
ご覧の通り、各解答の割合は大きく乖離しておらず、だいたい4分の1(15個)程度になっています。
最低でも11個、最高でも19個なので、仮に自分の解答を見て、各解答番号が11個を大きく下回る場合や19個を大きく上回る場合には、解答を見直した方が良いでしょう。
また、過去13回の平均は、1が13.2個、2が15.2個、3が16.2個、4が15.4個です。
各解答は15個±3個程度を基本路線とし、臨機応変に対応しましょう。
実技試験
『実技試験』は択一式ではないので、今回の分析の対象外とします。
記述といっても、基本的に数字か◯×を記入する問題ばかりで、文章を書くことはありませんが、午前の学科試験のように分析することはできないので、詳細な分析は省略させて頂きます。
FP2級の実技試験に合格するには、しっかりとした知識と理解が必要なので、地道な勉強を重ねるしかありません。
まとめ
最後に簡単にまとめておきます。
- 『学科試験』の60問はバラつきは小さいが、1は若干少なめ(2〜4はほぼ同じ)。
- 『実技試験』は詳細な分析は省略。
FP2級(学科試験のみ)の解答番号の傾向が把握できたのではないでしょうか。
解答番号を分析して実際に役立てるには注意点があります。
また、この情報を生かすには多少のテクニックが必要です。
点数を伸ばすテクニックについて具体例を用いて紹介した記事がありますので、ぜひ合わせて目を通してください。
また、FP2級の参考書をまだ購入していない方は次の記事をご覧になってください。
私は、FP3級の時とは違うシリーズを購入して勉強しましたが、その方が良かったと実感しています。