公認会計士として監査法人に勤務していたgordito(ゴルディート)です。
- 親や友人に『公認会計士はやめとけ』と言われたけど、本当にそうなのか?
- 『公認会計士に関する良くない情報』を集めて、公認会計士試験の勉強を始めない、または勉強をやめる口実を作りたい!
- 『公認会計士はやめとけ』と言うなら他のおすすめ資格は何なの?
このような疑問、悩みを少しでも解決できる記事になっています。
なぜなら、私は公認会計士試験に合格し、実際に公認会計士として働いていた経験があり、一般の人と比較して公認会計士の業界について詳しいからです。
また、実際に公認会計士試験を途中でやめた人や、再び勉強を始めた人を間近で見てきたからです。
この記事では『公認会計士はやめとけ』と言われる理由や公認会計士試験の勉強から遠ざかっても良い理由について紹介すると共に、日本の公認会計士以外のおすすめ資格も紹介します。
記事を読み終えると、本当に『公認会計士はやめとけ』なのか多少は判断できるようになります。
また、他のおすすめ資格について知ることもできます。
『公認会計士はやめとけ』と言われる理由4つ
最初に『公認会計士はやめとけ』と世間一般に言われている理由4つを紹介していきます。
理由1:最難関資格の1つ
『公認会計士はやめとけ』と言われる最大の理由は最難関資格の1つだからでしょう。
この最難関資格の1つという点にフォーカスした場合、『公認会計士はやめとけ』という主張には私も部分的に同意するしかありません。
というのも、実際に勉強をして大変な思いをしたからです。
公認会計士試験合格に必要な勉強時間は次の通りです。
3000-4000時間
これは予備校の2年間コースに通い、1回の受験で合格した場合を想定しています。
そのため、1回の受験で合格できず2-3回受験をする場合、勉強時間は5000時間をゆうに超えるでしょう。
仮に2年間で4000時間勉強すると考えた場合、1日の平均勉強時間は次の通りです。
約5時間30分(4000時間÷(365日×2年))
大学生であればアルバイトやサークルを犠牲にし、社会人であれば平日の早朝と深夜だけでなく、貴重な土日も犠牲にして勉強しなければならないわけです。
この点からわかる通り、本気で合格する気がないのであれば、絶対に手を出さない方が良いと言えます。
あっ、公認会計士試験受けてみよ〜♪
という軽いノリで足を踏み入れると地獄を見る羽目になり、受験戦争からの退場を余儀なくされることでしょう。
『合格率』だけでは真の難易度はわかりませんが、難しさを判断する1つの材料になります。
公認会計士試験の『合格率』に興味のある方は次の記事をご覧ください。
理由2:試験に合格しても就職先がない
未だに耳にするのが、公認会計士試験に合格しても就職先がないらしいという噂です。
しかし、それを理由に『公認会計士はやめとけ』とアドバイスしたら、ミスリードにつながってしまいます。
というのも、少なくとも現在は売り手市場だからです。
実際、令和3年の公認会計士試験の合格者数は1,360人ですが、大手監査法人(四大監査法人)の採用人数だけで1,000人程度になります。
なお、大手監査法人とは一般に次の4法人を指します。
合格者数と採用人数についてもう少し知りたい方は、次の記事をご覧ください。
合格者のうち、既に会社勤めの人が一定数いる上、大手監査法人以外の監査法人(準大手監査法人、会計士事務所や一般事業会社)等も採用をしているので、希望すれば、ほとんどの人が就職できる状況だったはずです。
公認会計士試験に合格しても就職先がないらしいという主張は、受け皿もない中で2006-2008年に大量に合格者(3年合計で10,000人超え)を出し、その後、試験合格者の未就職問題が発生した記憶がまだ残ってしまっているのでしょう。
『大量合格時代』や『試験合格者の未就職問題』等について知りたい方は、公認会計士試験の合格率に関する記事をご覧ください。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が経済に与える影響は小さくないと考えられるので、今後数年間の監査業界の就職状況は悪い方向に進む可能性があります。
しかし、それは他の多くの業界でも同じことでしょう。
また、何も監査法人だけが公認会計士のフィールドではないので、大幅に合格者数を増加させない限りは、悲観するほどの状況にはならないでしょう。
事実、監査法人外で活躍する公認会計士の数は増加傾向にあります。
公認会計士・監査審査会公表の令和2年版モニタリングレポートによると、公認会計士の数31,793人(2020年3月末時点)に対して、監査法人で活躍している公認会計士は13,851人(43.6%)とのことです。
理由3:労働環境が悪い
監査法人は労働環境が悪いと言われることがありますが、果たしてそうでしょうか。
私が新卒で就職した大企業と比較すると、監査法人の労働環境は良いと感じました。
新卒で入社した大企業は1日8時間労働で、多い時は月に80時間近くの残業がありました。
1ヶ月の勤務日数が20日間と考えると、月に240時間(8時間×20日間+80時間)も働いていたことになります。しかも、その状況が数ヶ月間続きました。
一方、大手監査法人はどこも1日7時間労働で、私が就職した監査法人では繁忙期でも残業時間が80時間になることはありませんでした。
仮に残業が80時間だとすると、月に220時間(7時間×20日間+80時間)働いていたことになります。
しかし、この状況は年に2-3ヶ月しかありません。
『労働時間』を含め、次のような点で監査法人の方が最初に就職した大企業より優れていると感じていました。
- 労働時間
- 有給の取りやすさ
- 風通し
- 給料
- 人事評価制度
なお、多くの就活生は労働時間や時給を全く気にしていませんが、次の記事でまとめた通り大事な要素ですので、就活の時には気にかけてくださいね。
『監査法人は労働環境が悪い』と言う人の多くは、新卒で監査法人に就職し、一般の会社で働いた経験がありません。
隣の芝はなんとやらですね。
私の『監査法人は恵まれている』という主張を裏付ける事実もあります。
一般の会社ではレアだと思いますが、監査法人には出戻りがそれなりにあります。
監査法人から転職したものの、しばらくして監査法人に戻ってくるのです。
戻ってくるということは、監査法人の方がコンサルティングファーム、税理士法人や一般の会社よりも環境が良いと感じたのでしょう。
嫌であれば戻ってこないですからね。
『監査法人の魅力』に興味のある方は次の記事もご覧ください。
理由4:AIに仕事が奪われる
約5年前に発表された野村総研とイギリスのオックスフォード大学の共同研究の内容から、AIに仕事が奪われると心配している人たちがいます。
確かに大手監査法人を中心に10年近く前から監査業界でもIT化が粛々と進められています。
この動きは変わらず、将来的に単純な作業(データの収集や簡単な分析)等のAI化がどんどん進んでいくのは事実でしょう。
一方で、AIに仕事が奪われるにはまだ時間がかかるだけでなく、AIに任せられない業務がたくさんあることも事実でしょう。
いつ頃にどれだけの影響があるかを数値で示してくれと要求されても私にはできませんが、5-10年後に公認会計士の数が半減するようなことにはならないでしょう。
世間で騒がれ始めてから、公認会計士協会も動き出しており、公認会計士協会のWebサイト上に『公認会計士業務とAI』というページを設けています。
そのページに2018年12月26日にアップされた『公認会計士のしごととAI』という3分ほどの解説動画がありますので、公認会計士の仕事がAIに奪われるのではと疑問に思っている方はご覧になってください。
『公認会計士はやめとけ』と言われる理由を列挙してきましたが・・・
『公認会計士はやめとけ』と言われている具体的な理由4つを紹介しました。
公認会計士を否定する理由の1つ1つは、どれも決定打(クリティカルヒット)にならないことがわかったのではないでしょうか。
最大のネックは最難関資格の1つであることでしょう。
どれだけ時間とお金をかけて勉強しても、合格できない人が大勢いることは事実だからです。
片手間で合格しようとする人がいれば、私は躊躇なく『公認会計士はやめとけ』とアドバイスします。
『公認会計士試験』は、あなたに浮気ではなく本気で向き合って欲しいのです。
こんな人には『公認会計士はやめとけ』と言いたい
この記事にたどり着いた人の中には、次のような人も一定数いるだろうと推測しています。
- 公認会計士を目指さなくてもよい口実を探している。
- 公認会計士の勉強をやめたい。
というのも、前向きな人なのであれば『公認会計士 おすすめ』のようなキーワードで検索するだろうと考えられるからです。
公認会計士に関する良くない情報を探して『公認会計士を目指さない』ことへの理由にしたかったのではないでしょうか。
間違っていたら、ごめんなさい。
そのため、想定される読者2パターン(主に大学生)を勝手に想像し、その方々にアドバイスをしたいと思います。
結論を先に言うと『戦闘モードに入れない状態では公認会計士試験から離れた方が良い』というアドバイスになります。
友人が予備校に通い始めたが、モチベが上がらない
大学の経済学部や商学部等に入学すると、周りの友人が『公認会計士』や『税理士』を目指して、予備校に通い始めたりするでしょう。
周りの友人に感化される一方で、自分自身は『公認会計士』や『税理士』にはそこまで興味がないという学生もいるはずです。
そのような学生には
とアドバイスしたいです。
というのも、モチベーションが上がらない状態で予備校に通い始めたとしたって、勉強に多くの時間を割くことはなく、結果として、なかなか合格することはできないからです。
実際、公認会計士試験の受験時代に、あれこれ(アルバイトやサークル)掛け持ちしている学生を何人か見ましたが、勉強時間を確保できないそのような学生の多くは試験に合格していませんでした。
最大の原因は、頭が悪いとかではなく『圧倒的に勉強量が足りない』からでしょう。
基本的に大学生活は1度きりです。
アルバイト、サークル、ゼミやその他の趣味に時間を費やし、学生生活を謳歌すれば良いじゃないですか。
ふとした時、例えば、就活が始まるタイミングや就職して2-3年経ったタイミングで『やっぱ公認会計士になろう!』と高い意欲が湧いてきたら、そこから本気で勉強を始めれば良いのです。
なお、話しが逸れてしまいますが、満足のいく学生生活を送るためには『やりたいことリスト』の作成をおすすめします。
というのも、大学4年間の中で何をしたらいいのかが明確になるからです。
結果的に後悔のない学生生活を送ることができます。
次の記事は『人生』バージョンですが、『学生時代』だけにフォーカスして、『やりたいことリスト(大学生版)』を作ってみるのが良いと思います。
予備校に通っているが、新卒での就職にも興味がある
現在、既に予備校で公認会計士試験の勉強をしているものの、新卒での就活にも興味が出てきてしまった学生もいると思います。
そのような学生にも
とアドバイスしたいです。
まず言いたいことは、予備校をフェードアウトする人は大勢いるので、途中で勉強を辞めることは何も恥ずかしいことではありません。
予備校に通っているのであれば理解していると思いますが、高いモチベーションを継続して保ち、必死に勉強しないと1-2回の受験で合格することは難しいです。
そのため、新卒での就活に興味を持ち、勉強へのモチベーション低下が著しいのであれば、いったん公認会計士試験とは距離を置いた方が良いでしょう。
大学生活と同様、『新卒での就活』も基本的に人生1度きりです。
就職したいと思える企業や業界があるのであれば、就活しても良いじゃないですか。
『公認会計士試験』は元カレや元カノとは異なり、いつでも出戻りを歓迎してくれます。
何度『浮気』しても許してくれるのです。
そのため、『公認会計士と別れる』と絶縁するのではなく、『公認会計士と距離を置く』という感覚で良いと思います。
ある時点で再び興味が湧いてきたら、その時から勉強を始めれば良いのです。
監査法人時代に私と同じ監査チームに『再チャレンジ組』の女性がいました。
その女性は、大学時代に公認会計士試験の勉強をしていたけど、いったん勉強はやめ、新卒で大手の銀行に就職しました。
その後、再度チャレンジしたくなり、銀行を退職して公認会計士試験の勉強に専念し、無事に合格しています。
『浮気』からの出戻りの方が本気度は高くなり、短期間で合格する可能性も高くなることでしょう。
『公認会計士はやめとけ』なら他のおすすめ資格は何か
『公認会計士はやめとけ』と言う人は、他のおすすめ資格を教えてくれたでしょうか。
否定するのは簡単ですが、否定するなら代わりのものを提示した方が良いと思うので、日本の公認会計士以外でおすすめの資格を紹介します。
というのも、この記事にたどり着いた人の中には次のような潜在ニーズがあると考えられるからです。
- 資格を取得して仕事をしたいが、おすすめ資格を知りたい。
- 履歴書の資格欄に記載すると見栄えが良くなる資格や試験を知りたい。
他に『ラクして稼ぎたい』という煩悩の塊のような潜在ニーズがあると考えられます。
しかし、残念ながら、基本的(例外も多いですが)には『難易度』と『社会的地位や給料』には正の相関関係があるでしょう。
米国公認会計士(USCPA)
個人的におすすめするのは『米国公認会計士(USCPA)』です。
結局、公認会計士じゃん
と言われてしまいそうです。
ですが、この記事にたどり着いているということは、あなたは『簿記』や『会計』に興味があるはずです!
米国公認会計士をおすすめする最大の理由は難易度の低さです。
ある程度の英語能力があるという前提条件付きですが、日本の公認会計士と比較して、勉強時間は3分の1程度まで減ります。
1000-1500時間をかければ合格することが可能なのです。
また『公認会計士』の資格が取れるだけでなく、英語力も少しは伸びるはずなので、一石二鳥だと思います。
米国公認会計士の予備校といえば、有名なのは次の4つでしょうか。
私も日本の公認会計士ではなく、米国公認会計士を目指そうと考えたことがあります。
正直、プロアクティブという予備校は知りませんでした。どうやら安さが最大の売りのようです。
最初に名前を知った時には『ニキビ』を思い浮かべてしまいました。
仮に米国公認会計士を目指すのであれば、実績からアビタスを選択するのが無難でしょう。
英語での勉強を望むのであれば大原ですかね。
資格の学校のTACも有名です。
安さ重視ならプロアクティブになるでしょう。
米国公認会計士について詳しく知りたい方は、無料なので各予備校の資料を請求することをオススメします。
なお、私が勤めていた監査法人には、米国公認会計士資格のみを持っている人がちらほらいました。
最初は日本の公認会計士と比較して給料は少なくなってしまうようでしたが、3-4年して昇進してからは給与テーブルは一緒になるようでした。
簿記検定
公認会計士に興味があるものの簿記の勉強をしたことがない人は、簿記3級の勉強から始めるのが良いでしょう。
というのも、簿記の勉強をすれば、公認会計士を目指すのに適しているかどうか多少判断できるからです。また、経済ニュースをより理解できるようになるというメリットもあります。
簿記2級や1級まで勉強して、楽しいと感じたり、もっと詳しくなりたいと感じるのであれば、その段階で『公認会計士』や『税理士』を検討しても遅くはないでしょう。
履歴書の資格欄に書くレベルで良いのであれば、簿記2級を目指すのが良いと思います。
というのも、小規模な税理士事務所や会計事務所などの求人では、簿記2級を1つの目安(応募資格)にしているところが多いからです。
大手企業に新卒で入社し、『経理部門』に配属されたいなら、簿記1級は取っておきたいですね。
なお、簿記3級は独学で合格できるので、有名どころの『TACの参考書』を購入して勉強してみてください。
もう少し詳しく簿記検定について知りたい方には次の記事がおすすめです。
実生活ではFP検定の方が役立ちますが、社会人としては簿記の5要素(資産、負債、純資産、収益、費用、利益)ぐらいは知っておいた方が良いでしょう。
情報処理技術者試験
毛色の違うものを紹介します。
IT人材が不足すると経済産業省が警鐘を鳴らしているのはご存知でしょうか。
IT業界に詳しい有識者には賛否両論あるようですが、高度IT人材が不足気味なのは確かなようです。
実際、OpenWork(旧Vorkers)等で様々な企業を見ていると、経理部門の求人はほとんどありませんが、IT部門の求人は数多くあり、かつ示されている給料が高いことがわかります。
また、大手企業が新卒のエンジニアに年収1,000万円を提示していると話題になりましたが、その点からも先行きが良さそうな業界と考えられますよね。
そう考えると、高校生や大学生の頃からプログラミング等に親しみ、AI、IoTやビッグデータ等の分野の企業で長期のインターンをして経験と実績を積む必要があるかもしれません。
そうは言っても『そんなの無理じゃん』という人がほとんどでしょう。
そういう方は、まずはIT系の資格に挑戦してみるのが良いと思います。
資格欄に書くレベルで良いのであれば、なかなかハードルが高いですが、基本情報技術者試験(FE)を目指すと良いと思います。
というのも、IT人材が集まる大手企業には、新入社員に基本情報技術者試験(FE)を受験させる会社があるからです。
合格していれば、そのような企業からは一定程度の評価をもらえるはずです。
なお、この資格試験は、IT業界への足掛かりになるだけであり、プログラミングなどの専門性を身に付けて仕事をしたいのであれば、資格試験とは別に相当な『経験』と『賢さ』が必要です。
基本情報技術者試験(FE)の勉強を通して、ITに興味を持ち始めたら、新卒でIT業界に入社するのも良いでしょう。
また、Progate、Udemyで興味のあるプログラミング言語の勉強を始め、フリーランスを目指しても良いと思います。
私は挫折しましたが、Javaで簡単なAndroidアプリを作ったことがあります(参考書通りにコードを打ち込んだだけ)。
情報処理技術者試験に興味のある方は、次の記事もご覧になってください。
情報処理技術者試験は、出題内容が変わるため、最も簡単な試験から受験しない人も多い試験です。
どの段階から受験すべきか知りたい方は、次の記事をご覧ください。
私も『公認会計士はやめとけ』と言われた
何を隠そう、私も『公認会計士はやめとけ』と言われた経験があります。
というのも、TOPIX100の構成銘柄に採用されている大企業に新卒で就職したものの、1年半ほどで『公認会計士試験の勉強に専念するために退職したい』と言い出したからです。
当時の上司に『受かるかわからないだろ!』と猛反対され、周りの友人にも『せっかく大企業に就職できたのに』と反対されました。
では、なぜ某リーディングカンパニーに就職できたにも関わらず、公認会計士を目指すことにしたのでしょうか。
公認会計士を目指した理由
大学を卒業する年の最後の半年間、私は総合商社の海外支店(インド)にて海外インターンシップをしていました。
そこで、DeloitteやKPMGなどのいわゆるBig4を知り、その時に『公認会計士』を目指してみたくなってしまったのです。
Big4は世界的規模のプロフェッショナル集団で、コンサルティング、会計、監査、税務といったサービスを提供しており、次の4つのネットワークを指します。
新卒の就職活動をして内定が出ていたので海外インターンシップを終えた後はいったん就職したものの、何か悶々とした日々を過ごしており、退職して公認会計士を目指すことにしたのです。
勉強法
私は予備校の2年コースを受講しました。
なぜ予備校に通うのか、どのような予備校があるのか興味のある方は、次の記事をご覧ください。
試験結果
実家に出戻りし、仕事もせず勉強に集中できる環境にいたこともあり、無事に1回の受験で合格することができました。
『公認会計士はやめとけ』と思うか
監査法人には恵まれた環境があると紹介しましたが、公認会計士には多くのメリットがあり、『公認会計士はやめとけ』とは思っていません。
ただし、超おすすめかと聞かれれば、そうでもないだろうとも思います。
なんとも中途半端ですねぇ。
でも、メリットしかない職業なんてそうそうないでしょう。
メリット・デメリットの両方があるのが普通です。
情報を集めた上で、最終的にはご自身で目指すかどうかを判断すべきです。
まとめ
最後に簡単にまとめます。
- 『公認会計士はやめとけ』の理由にクリティカルヒット(かいしんのいちげき)はない。
- 『公認会計士はやめとけ』の対象者は、公認会計士試験に対して戦闘モードに入れない人。
- 米国公認会計士(USCPA)など日本の公認会計士以外にもおすすめ資格はある。
いかがでしょうか。
『公認会計士はやめとけ』なのか多少は判断できるようになったのではないでしょうか。
また、他のおすすめ資格について知ることができたと思います。
ですが、この記事だけでは『公認会計士はやめとけ』なのか判断するのは難しいと思います。
そのため、さらに『公認会計士』について知りたい方は、『公認会計士のメリット』に関する次の記事にも目を通してみてください。
また、公認会計士になる人たちはどのような大学の出身者なのでしょうか。大学進学前の方や、そうでなくても公認会計士の学歴について知りたい方には次の記事がおすすめです。
公認会計士の仕事内容(特に監査業務)に興味のある方は、ドラマや小説で雰囲気を掴むのがおすすめです。