どうも、gordito(ゴルディート)です。
今回はエクアドルのMt. Imbabura(4,630m)について紹介します。
それでは、さっそく本題に入っていきましょう。
Mt. Imbabura(インバブラ)の概要
エクアドルのMt. Imbabura(4,630m)は、マーケットで有名なオタバロという街の背後にそびえています。
オタバロ(真ん中の青色のピン)はエクアドルの首都キト(下の青色のピン)から北に100km程度のところに位置しています。
なお、赤色のピンがMt. Imbabura(4,630m)になります。
現地で確認したところ、オタバロからも登山はできるようですが、簡単に登れるコースはないとのことでした。
時計周りにグルッと回って、東側の登山口から登山するのが一般的のようです。
自分のレベルに合わせてルート選択をすれば良いと思いますが、今回は一般的な登山コースについて記載していきます。
私はオタバロを拠点にしましたが、Mt. Imbaburaに登ることにフォーカスした場合、エスペランサ(右の青色のピン)という小さな村に宿泊した方が良いと思います。
エスペランサにあるHostal Casa Aida(黄色のピン)という宿にはMt. Imbabura登山を目的とした人たちが多く泊まっているようです。
ここに泊まれば、登山情報は収集しやすいと思います。また、後ほど記載しますが、宿から登山口までの送迎を頼むことができると思います。
Mt. Imbabura(インバブラ)の山行記録
青色のピンがエスペランサという村です。
オタバロからバスで移動する場合には、エスペランサの少し北にあるイバーラという街でバスを乗り換える必要があります。
イバーラからエスペランサ方面に行くバスに乗り、Hostal Casa Aida(黄色のピン)を少し超えたところにある橋のところで降車します。
意外に多くの人が乗り降りする場所なので、わかりやすいと思います。
オタバロからアクセスする場合、この橋までで1時間はかかります。
事前に入手した情報では、この橋付近に車が停車しており、登山口まで連れていってくれるとのことでしたが、そういう車はありませんでした。
そのため、私はバスの停留所から、のんびりと登山口まで歩きました。
バスの停留所(Hostal Casa Aidaとほぼ同じ場所)から登山口(左の黄色のピン)までの距離は6km程度で、標高差は750m程度です。
登山口までは長いですが、この道は歩いていて楽しかったです。
というのも、家畜を散歩させたり、農作業をしていたり、洗濯をしていたりと、このエリアに住む多くのエクアドル人の生活が垣間見えたからです。
中には珍しいアジア人である私を見て挨拶してくれる人もいました。
一方、デメリットもあります。
野放しにされている犬がたくさんいて、ものすごい勢いで吠えて向かってきます。登りと下りで合計5回は犬に追いかけ回されました。
狂犬病のリスクを負うので、正直、時間短縮と危険回避のため、エスペランサから登山口までは送迎サービスを利用した方が良いでしょう。
Hostal Casa Aidaで手配してくれるようなので、やはり、可能であれば登山する前日にHostal Casa Aidaに宿泊した方が無難だと思います。
宿泊客とシェアすれば安くなるかもしれないですしね。
登山口近くに来たら、バス停のような表示があり、また大型のバスが停車できそうな敷地がありました。
しかし、私が歩いた3-4時間(登りと下り合わせて)の間に、バスが走っているところは1度も見ませんでした。
そのため、走っているとしても本数はかなり少ないでしょう。
登山口付近(左の黄色のピン)を超えると、ちょっとした建物がありました。
この建物の脇を通り抜け、進んでいきます。
この山は森の中を歩くことはほぼなく、ずっと開放的な場所を歩きます。
その点、歩いていてものすごく気持ちが良いです。
少し歩いたところから、振り返るとエスペランサやイバーラの街並みが見えました。
ところどころで見たことのない植物を発見しました。
コケみたいに群生しており、滑りやすそうでした。
ほどなくして、フラットなエリアに辿り着きます。そこには、立て看板がありました。
この付近はテントを張った形跡があったので、テント泊ができるのでしょう。
しかし、日帰りできる山なので、わざわざテント泊をする必要性は乏しいと思います。
最初はのんびり登れましたが、徐々に険しいエリアに入ってきます。
大量のストックが置かれており、ここからはストックが邪魔になるような登山コースになることが予想できました。
ちなみに、この辺りからは完全に霧の中に入ってしまって、視界が悪かったです。
徐々に激しさを増していきました。登山コースが湿っていて滑りやすかったので、慎重に登る必要がありました。
途中、下山してくる団体に会いました。10人程度のヨーロッパ系の中年男女でした。
マムート製品を身につけている人が多かったので、スイス人かもしれません(偏見ですかね?)。
そのグループを率いているエクアドル人と思われるガイドには、1人で登山するのは危ないからガイドをつけるようにと注意を受けてしまいました。
山頂付近は、ガスっていて周りがよく見えませんでした。
落ちたら大怪我しそうな道がちらほら出てきます。
変わった形の岩があり興味深かったのですが、あいにくの天気で写真を撮るのは難しかったです。
ほどなくして山頂に到着しました。ホワイトアウトで眺望は一切ありませんでした。
山頂付近からオタバロの街を見下ろせると考えていたので、残念でした。
登山口(左の黄色のピン)から山頂(赤色のピン)までの距離は5km程度、標高差は1,250m程度でした。
定かではありませんが、これは山頂ではない可能性があります。
というのも、まだ先に道が続いていた上、GPSで確認すると山頂から少しずれていそうだったからです。
そこから、登山道の終点だろうと思われるところまで行ったのですが、そこは山頂より標高が低い場所でした。
結局、1時間ぐらい山頂付近をあちこち歩き回ったのですが、山頂と確信できるところを見つけることができませんでした。
私が最後の登山者だと思われる時間帯にさしかかっていたので、諦めて下山することにしました。
視界が悪かったせいもありますが、悔やまれました。もう少し下調べをしておくべきでした。
エスペランサの橋付近から山頂までは11km程度で、標高差は2,000m程度でした。往復で22km程度なので、エスペランサに宿泊すれば日帰りで登山できる内容かと思います。
私は標高の高いエリアに長期間滞在していたので大丈夫でしたが、Mt. Imbabura は4,600m程度あるので、日本からいきなりキトに飛んできた場合には、高山病に気をつけましょう。
今回の記事は以上となります。
山頂付近からの景色が綺麗であれば、おすすめできる山になったかもしれませんが、いかんせん何も見えなかったので、おすすめ度は星2つとさせて頂きます。
エクアドル以外の海外登山に興味のある方は、次の記事をご覧になってください。